キセキノタケノコと呼ばれる大名筍
鹿児島県の南西部に位置する三島村。
鹿児島県の三島村でとれる高級食材「大名筍(だいみょうだけ)」は、アクが少なく刺身でも食べられる”キセキのタケノコ”とも呼ばれています。
三島村は薩摩半島南端の長崎鼻から南南西約40kmの位置にある「竹島」「硫黄島」、坊ノ岬から南西約50kmの位置にある「黒島」の三島及び無人の新硫黄島や数個の岩礁から成り立っており、九州南端から南西にのびる南西諸島の最北部に位置しています。
「竹島」と「硫黄島」及び周辺の岩礁は中新期琉球火山脈に属する大型カルデラで、六千三百年前に大噴火した鬼界カルデラの北西縁にあたる陸上部分をなしています。
「黒島」は宇治群島や草垣群島などと共に旧期琉球火山岩帯に属しています。
三島村を構成する竹島、硫黄島、黒島ではそれぞれ「大名筍(だいみょうだけ)」が収穫できます。
大名筍は「筍の王様」とも呼ばれており、濃厚な味と歯ごたえが特徴です。
三島村のキセキノタケノコの特徴は、“アク”がないことです。
生で食べてもくせがなく、筍本来の甘みを味わうことができます。筍を食べ過ぎるとアクによって肌荒れを引き起こすと言われていますが、アクがないので起こりません。
食物繊維が豊富で美容効果がある食材として日常的に食すことができます。
甘みがあり、しっかりした歯ごたえが特徴で飽きずに食べられると多くの方が口にします。
実際に島の家庭では、シーズンになると毎日食卓にのぼるほど愛されている筍です。
3つの島それぞれで収穫することができます。
中でも竹島は島全域を大名竹で覆われており、立派な大名筍を収穫することができます。
大名筍は「リュウキュウチク」という種類の竹で、沖縄や鹿児島にのみ分布します。
この「リュウキュウチク」の筍はアクがなく生でも食べられるほどで非常に美味。
しかし地域性もあって流通しにくかったため、昔は大名しか食べられなかったそうです。
そのため「大名筍」とも呼ばれていて、現在でも最高級の食材として取引されています。
塩メンマレシピのご紹介
・材料
大名筍の水煮・・・1袋(300g)
小ねぎ・・・適量
・調味料
ごま油・・・大さじ2
(A)料理酒・・・大さじ1
(A) 鶏ガラスープの素・・・大さじ1
ブラックペッパー・・・適量
・手順
① 大名筍の水煮を、適当な大きさにカットします
② ごま油(大さじ2)をフライパンに入れ温めます
③ フライパンを温めている間に、(A)調味料を混ぜ合わせておきます
④ 水気をよく切った大名竹を中火で軽く炒めます
⑤ よく溶いた(A)調味料をフライパンに入れ、弱火で味を含ませながら汁けがなくなるまで炒めます。
⑥ 仕上げにブラックペッパーを多めに振りかけ、ネギを乗せればできあがり
芋焼酎にぴったりなレシピです。
ぜひご家庭でもお試しください。
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